米大統領選から学ぶリーダーシップ・コミュニケーション

こんにちは。CURRENT・R 宮地理津子です。

米大統領選が今日スーパーチューズデーを迎え、ヒラリー氏、トランプ氏らが各地にて演説を行っている映像がメディアを通して世界へ発信されています。

 

ここで、私がどうしても注目してしまうのが、コミュニケーションの観点から内容をどのように聴衆へ届けているかという点です。

 

もちろん彼らのスピーチは、ライターを始めイメージコンサルタント、ボイストレーナーなどなど、様々な一流のコミュニケーション・チームがバックアップして構成されていますので、人を巻き込み、コンセンサスをとり、そして感動を与え、行動へと促す、ということが可能となります。

 

院長先生の毎日の朝礼でのスピーチが米大統領選と同じようなスピーチとはいかないまでも、節目でのスピーチでは、大統領選ばりのリーダーシップ・コミュニケーションでスタッフを巻き込み、感動を与え、行動へと自然に促すことができたら素敵ですね。

 

院内での朝礼でのスピーチでよく見受けられるのが、院長が自分はどうなのか、どうしたいのかのみで構成されているようなスピーチです。これでは、いくらエネルギーを注いだとしても、単に一方的なメッセージしか届かず、「笛吹けども踊らず」状態ということになりかねません。

 

スタッフ・患者さまを巻き込み、チームとして機能させ、患者さまへよりよい治療を医院のスタッフ全員が一丸となって提供したくなるようなスピーチをしたいと思いませんか!

 

ここで、過去の米大統領選で「さすがだな!」と感じたのは、オバマ氏のスピーチです。彼はある意味天才的なコミュニケーション能力があり、常にその場・その人・その状況に合わせたスピーチを行います。

 

オバマ氏がよく行っているコミュニケーション術の中で特に参考になるのが、

I・You・Weの構成です。

彼は、人へメッセージを届ける際には、必ずといってよいほどこの3つの要素をスピーチに取り込んでいます。

 

院内でのスピーチに置き換えてみると、

 

I  <セルフブランディング>→院長の思いやビジョン、目的、なぜそのことが必要なのかを伝える

You  <聴衆の引きつけ>→相手(スタッフや患者さま)の状況や立場から考えられることを伝える

We  <一体化>→相手との共通の課題や経験、時には違いなどを伝える

 

以上の3つの要素を、たとえ10分間のスピーチでも必ず組み込んでスピーチを構成してみてください。院長先生のスピーチが今までよりも10倍相手に届きやすくなります。

 

もし、興味を持たれたら洋書ですが以下の書籍がオススメです!

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「Say It Like Obama: The Power of Speaking with Purpose and Vision」