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今、医療界が求めるコミュニケーションとは!

先日、福井の嶺北に位置する福井赤十字病院にてセミナーを行いました。初めて訪れた福井県!お天気にも仲間にも恵まれ、福井の素晴らしさを最高レベルで満喫。

今日のとてもお伝えしたいメッセージは、このセミナーで副題にした、〜今、医療界で求められるコミュニケーションとは〜です。

それは、ズバリ! 患者さまの持つ「物語」を大切にすること。です。

どの医療現場でも、NBM(Narrative-based Medicine)-物語と対話による医療を推進する動きがありますが、実際の日々の現場では残念ながら “忙しい” “マンパワーが不足” “コミュニケーションにストレスを感じる”などの理由でなかなか患者さまの「物語」をじっくりと聴くことができない先生が多いのではないでしょうか。

もちろん、良質な医療を提供するには、まずはEBM(Evidence-based Medicine)-根拠に基づいた医療を実践することですが、本当の意味でのホスピタリティあふれる医療現場を実現するには、EBMにプラス、患者さまの「物語」をいかに上手く的確に聴いて治療にドッキングしてあげられるかが重要です。

 そして、患者さまの「物語」を効果的に聴けるファーストステップは、「問診」です。

 

問診で交わされる対話の中には、その患者さまが大切にしている価値観や意向、思いなどがたくさん含まれているはずです。言わば、NBMを実現させるための宝の宝庫なのです。

「問診」を単なる既往歴や現状などの確認レベルから、患者さんの「物語」も合わせて聴かせてもらうレベルに引き上げられると先生と患者さまの距離感は一気に近くなり、相手と良好な関係性が築きやすくなります。

 

医療の効果性においても、あるデータではEBMの有効率は60~90%! ということは、有効でない患者さまが40~10%%存在することになります。

 

多くの患者さまに先生のファンになっていただくためにも、「問診」での患者さまとのコミュニケーションの在り方を「物語」に意識を向けて、対話と信頼関係にフォーカスしてみてください。

これこそが、今、医療界で求められるコミュニケーションの在り方でもあります。