“できる”院長先生が必ずチェックする数字とは?

こんにちは。CURRENT・R 宮地 理津子です。

 

今日はクリニック・マネジメントに関してお伝えします。

 

医院の経営や運営のマネジメントを可視化するために、日々、様々な数字で進捗を確認されていると思われます。

 

・売上高

・利益率

・患者数

・自費率  などなど、

 

歯科医院の業績を表す指標としては上記のものがメジャーですが、しっかりとプラスのスパイラルに向かっているトップ3%の院長は特に“ある”数字を必ず真っ先にチェックします。

 

その“ある”数字とは    →「紹介率」です。

 

なぜなら、紹介率とはその医院がどのくらい信頼されているかを表す信頼度の指標になるからです。医院の成功は、患者さまの信頼をどれだけ得られるかで決まるといっても過言ではありません。また、医療従事者と患者さまがお互いに信頼し合えてこそ、最高の歯科治療が実現されます。

 

この指標が紹介率です。他の方へ紹介していただけるということは、その患者さまは間違いなく医院の“ファン”です。

 

マーケティングの観点からもファンの患者さまが増えれば、近隣に歯科医院がどんなに増えても意味のない過当競争に巻き込まれることなく、先生の理想とされている治療を患者さまにどのように提供するか! だけに集中することができます。

 

“ファン”という言葉は普段よく使っているのですが、気になったので改めて調べてみました。

 

ファン(fan):

fanatic(熱狂者)の短縮形で、単語の頭文字をとったもののようです。

fanaticはラテン語のfanaticusからきた単語で、昔は宗教や政治に非常に熱心な人を意味していましたが現在は、もう少し軽いイメージで、熱心な応援者、愛好家、または客層のことを指すようです。

歯科医院に置き換えると“ファン”の患者さまとは、

「歯のことに関して、○○先生!」

「歯で困ったことがあれば、まずは、○○歯科医院へ。」

と思って受診していただける患者さまのことです。

このような患者さま、ご自分がしっかりと受診されるだけではなく周りの人やご家族へも受診を薦めてくれますので、いわゆる口コミ率が上がります。

 

紹介率の把握の仕方は、問診票や予診録にて紹介の有無を記載できるようなフォーマットにしたり、カルテ作成時に受付が丁寧にコミュニケーションを行う。

また、初診時に担当ドクターがしっかりとヒアリングすることで、より正確な来院の決め手や紹介の経路が分かります。

 

紹介率はクリニック・マネジメントにおいてとても重要な指標となりますので、是非、チェックされるとよいです。