Raindrops on a Window

雨降ったら、地固めたい

 皆さん、こんにちは。

CURRENTR株式会社の原小百合です。

 

梅雨になって紫陽花の色も鮮やかになってきました。

同じ季節を過ごすにも、紫陽花の美しさに気分が晴れることもあれば

雨が降ると患者さまの足が遠のくなぁ、、、と雨雲同様にどんよりした

気分になることもあります。

 

同じ状況に対して、人それぞれいろんな心の反応があります。

やっかいなのは、ありがたくない気持ちが続いてしまうこと。

できれば仕事に対してスタッフさんが毎日良い心持でいてほしいですよね。

 

そこで今日は心の状態管理・メンタルコンディショニングの切り口からお伝えしていきす。

 

このシーズンはジューンブライドでもあり、結婚式も多く行われます。

残念ながら挙式の日に雨が降った場合に必ずと言っていいほど披露されるのが

「雨降って、地かたまる」という諺です。

この言葉からは、一見残念に思えることもより大きな目でみれば大切な意味がある

ということが伝わって、まさに人生の門出を迎えた二人へのはなむけの言葉となります。

 

このように、ある出来事を何か役にたつ別の意味としてとらえなおすこと、

これは心理学の世界でリフレーミングといわれる技法でもあります。

 

物事をとらえる角度や視点を変えたり、焦点をずらしたりすることで、これまでと異なる

解釈や意味を発見し、潜在的に持っている能力を発揮しやすくるための方法として

ンタルコンディショニングのトレーニングにも取り入れられています。

 

私たちがこのリフレーミング能力を磨いていくと、仕事において困難に思える状況に対して

ただ凹んで終わりではなく、今後の糧になるようにとらえることができるようになります。

どんな仕事にも大変な状況は付きものですのでこの能力を高めておくことはイキイキと

働くためには不可欠かもしれません。

 

その例として、

私の知人にこのリフレーミングをとても自然に使っている男性がいます。

ホテルマンである彼は、責任者という立場上、お客さまからクレームやお叱りを受けることが

少なくないそうなのですが、そのことに疲れている訳でもなさそうです。

 

そこで、クレームを頂いたらどんな風に考えているの?と尋ねてみると、

「雨が降ったら地を固めにかかる」とむしろモチベーションを上げてそのことに

取り組むというのです。

 

クレームを受けるという状況では、よくある反応としては

「これ以上傷口を広げないように、できるだけ穏便に」というスタンスが多いように

思うのですが、彼の場合は逆なのです。

 

そういう時こと、相手の本音が聞けるチャンスで、

むしろ本音ベースのニーズのこちらが答えることができれば、

それは以降の強固な信頼関係になると考えて関わっているそうです。

 

よく言われる言葉ではありますが、「ピンチはチャンス」と正に体現しているということですね。

 

 

私たちの医院運営においても、人が集まれば人それぞれの解釈があって、

同じ出来事に対しても「えっ!そういうふうに受け取ったの?」と驚くこともしばしばです。

 

ですが実際にはなかなかこの男性のようにピンチで燃えるスタッフさんは多くないと思います。

何もみんなでポジティブになろう!というのではなく、

大切なのは、一つの考え方に固執せず柔軟なものの見方ができることの方です。

これはチームワークを高める面だけでなく、ストレス耐性の向上にも関係します。

 

実際には、スタッフさんが自分でリフレーミングの練習を自分でやる機会は少ないと思います。

ですからできれば医院内で楽しく発想が切り替わるような練習ができるといいですね。

 

朝礼やミーティングで

「患者さまからお叱りを受けた」という出来事に何か自分の成長に役立つような

解釈をしたらどうなる?とクイズ形式で取り上げるのもお勧めです。

 

その際のヒントとして便利な書籍をご紹介します。

ネガポ辞典―ネガティブな言葉をポジティブに変換(主婦の友社 ネガポ辞典政策委員会著) 

 

こちらの本、ネガティブワードをポジティブに言い換えるための辞典です。

著者自身が若いこともあって、医院の若手スタッフさんには響きやすそうでな内容です。

 

もしかすると院長先生はもっと「深い味わい」の発想がお好みかもしれませんが、

新人スタッフさんなどの感覚を理解することにも役立ちそうですよ。

 

ちょっとした頭の柔軟体操としてのポジティブリフレーミング、始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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今年の新入社員の特徴は「ドローン型」!

こんにちは。CURRENT・R 宮地 理津子です。

4月に新人スタッフを迎えたクリニックでは、入職3ヶ月を向かえ、仕事の流れも覚えてくれて、先輩スタッフも少しホッとする頃ではないでしょうか。

しかしこの時期は、新人スタッフに勤務継続の第一の山場がやってくるシーズンであることは存知ですか?

言い換えると、3ヶ月目に近づく頃に新人さんに辞めたくなるタイミングがやってくる、ということです。

やっと準備期間が終わり、そろそろクリニックの一員として戦力になってもらえる!と安心したその瞬間、

「先生、少しお話があるのですが、、、」→嫌な予感! 何だか重い雰囲気!

「実は、今月で辞めたいと、、、」→まさか! これは空耳!

いえいえ、現実です。

このような経験をされた院長先生もいらっしゃるのでは。

実は、上記の会話はまさに私の経験談です。

当初は、一瞬、何が起こったのかを理解するまで数十秒かかり、

「でも、楽しそうに仕事をしていたようにみえたけど。何か、問題や悩みがあるの?」

ほとんどのケースでは、このような会話になってしまってからでは、慌てていくら言葉を重ねても“時遅し”のことが多いのです。

さて、このようなことにならないように、事前に私たちは、新人スタッフの仕事へのメンタリティや働き方の傾向を知っておく必要があります。

2016年度の新入社員の特徴とタイプは、「ドローン型」。

ドローン型とは、 姿勢を自動制御する機能が進歩したため、特別な専門家でなくても扱え、広く普及し始めたドローン。しかしながら、その飛行は風にあおられると、いささか心もとなく見える時もある。今後の普及や定着を考えると、さらなる技術革新(本人のスキルアップ)が必要だ。一方、使用者(上司や先輩)の操縦ミスや使用法の誤りによって、機体を傷つけてしまったり、紛失(早期離職)の恐れもある。また、多くのものは充電式なので、長時間の酷使には耐えない。夜間飛行の禁止や目視できる範囲で操縦しなければならないルールもあるため、当然のことながらルールを守った運用や一定の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)も要求される。<出典:公益財団法人 日本生産性本部より一部抜粋>

この調査結果も参考にして今年の新人さんの<育成ポイント>を考えてみると。

①自ら考え行動をすることへの期待は、ある程度仕事ができるようになってから

②頑張れ!一生懸命!努力して!は禁句。仕事の習得に向けては、ステップバイステップで段階を踏んで、マニュアルや手順書に基づいた実践的なトレーニングを積み上げていく

③勤務時間や約束事はしっかり守り、例外を作らない   etc.

頑張り世代で仕事をされてきた先生からは、「仕事とは、そんな甘いものではない!」というお叱りの言葉も聞こえてきそうですが、「ドローン型」といわれる新人さんは、仕事へのやる気や能力がないのではなく、いわゆる働き方のスタイルの傾向に違いがあるということを理解しておくと、スタッフの育成に対してのストレスが軽減され、新人さん側を素敵なスタッフへと成長させることができます。

4月・5月は弊社でも新人スタッフ・トレーニングのご依頼がとても多いシーズンです。6月には、そろそろ新人トレーニングのフォローアップがスタートしています。各クリニックに出向くと、4月に初めて出会った新人さんが見違えるほど素敵な笑顔で患者さまと応対している姿があります。まるで雨上がりの紫陽花ようにキラキラ輝いています。

是非、先生のクリニックでも、新人スタッフの育成のポイントを実践され、つまずく前に事前対策をしておくと安心です。

この時期は、①②③の育成ポイントを押さながらもいつでも振り返ることができるように、マニュアル等を使用しながら覚えて頂きたいことはしっかりとトレーニングしていくと確実に実力をつけてくれ、その実力が自然に積み上がり、不安な表情が安心の表情へ。そこに自信のエッセンスが加わると笑顔にも輝きが増してきます。

もちろん、コミュニケーションの場を作ることが最優先!

まずは、新人さんへ温かい声掛け・メッセージををたくさん届けてくださいね。